自己PR文の書き方・添削実例 Before After ②

面接試験でもエントリーシートでも採用担当者がよく聞くのが『自己PR』です。

しかし、『PR』を学んだことがある人は、滅多にいません。
就活生から「自己PRがうまくできません」という相談が多いのも仕方ありません。
いったい何をどう伝えたら、『PR』になるのでしょうか?

このページでは、
 ・神戸就活塾でお伝えしている書き方のポイント
 ・実際の自己PR文の添削例
を掲載しています。

自己PRのコツを少しでも掴んでもらえたら、嬉しく思います。

≪添削前の文章≫

私は大学で、ESSという部に所属し、「たまり場」と呼ばれる場所があるのですが、仲間や後輩とよく話をしています。
留学のことや悩みなんかをみんなで話しています。
私はこの時間がとても好きです。とても充実感が味わえるからです。
大学時代に一番打ち込んだことはこのことです。
ESSで、英語を学ぶことももちろん大事ですが私はこういった雑談がとても大事だと思っています。
後輩たちの相談を受けることで、後輩たちも実に喜んでくれています。
このような雑談が人の心を和ませるのでとても大事なのです。
ですからこれからもいっぱい話を聞いてあげようと思います。
これからもそんな人でいたいと思います。
私はコミュニケーションの重要性を本当に深く学びました。

大きな改善点は下記の2つです。

改善点

①この自己PR文は、何を伝えたいのかが全くわかりません。

文章全体が稚拙ですし、何を伝えたいと思いながら書いたのか全くわかりません。
自己PR文を書くときは「何を伝えたいのか」はっきりと決めてから書くことをお勧めします。そうすればブレない文章になります。
*伝えたいことはひとつに絞ることもお勧めします。

②コミュケーションの重要性は誰もがわかっている。

「コミュニケーションが大事だとわかった」などの記述を自己PR文で、よく見かけますがそれは、小学生でも知っていることです。コミュニケーションが大事だからこそ、あなたがどんな行動をしたのか、書いてくれるといいでしょう。

 

今回は「何を伝えたいのか?」をお聞きし、メッセージを明確にし事実と気づきを書いてみました。

この自己PR文を活用した学生は、書類選考を全て通過しました。

≪添削後の文章≫

私はESSという部に所属しております。
そこには「たまり場」と呼ばれる場所があります。
そこは後輩との相談の場です。
留学や学業などの悩みをこの場で話し合います。
実は私も一回生の時、彼らと同じような悩みがあり先輩に相談し解決してもらいました。
その恩返しのため、後輩の話を聞いています。
相談時は最後まで彼らの話を聞き、後押しをするように心がけています。
解決された際の後輩の笑顔を見ているとうれしくなります。
ある後輩から「さっそくやります。ほんとうにありがとう。
○○さんて、リーダーシップのある方ですね」と言われました。
私はハッとしました。
私は今までリーダーシップとはグイグイ人を引っ張ることを言うのだと思っていました。
しかし、背中を押してあげる人、即ち縁の下の力持ちもひとつのリーダーシップのあり方だと分かりました。
社会に出ても人の後押しをしていくような存在でありたいと思います。 

このように読んだ人に自然と伝わるように書いてくださいね。
採用担当者に対して、過度なアピールや「自分はすごい人間なんだ!」と売り込みをする必要はありません。ご自身の実体験を元に、人柄が伝わる文章を心がけてください。

 

添削実例の一覧


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