大学生の就職活動も本格的な時期なり
毎日のように
学生さんの自己PR文を目にするようになりました。
「このPR文はいいなぁ」と
思えるものは滅多になくて
「こんなのPR文じゃない」と
思うものがほとんどです。
「私にはコミュニケーション能力がある
なぜならば居酒屋で2年間アルバイトをしていたからだ」
典型的なくだらない文章ですよね。
『●●能力がある』があるなんて
自分が決めることではなく
周りの方々が感じることです。
しかも上記の文章では
居酒屋で働いたから
コミュニケーション能力が高まるかどうかも
疑わしいですからね。
実際、お客さんとのコミュニケーションを図る気も
さらさらないお店もいくらでもあります。
昨年のコラムにも書いた
11月18日の『セルフ居酒屋で思うこと』の
ようなお店で働いていて
コミュニケーション能力が高まるはずもありません。
『●●能力がある』と同じぐらい
よく見るくだらない自己PR文で
苦労話があります。
私は大学でこんな苦労をした。
しかし、私は努力した。
この類の文章です。
みなさんは
何も聞いていないのに
すぐに苦労話ばかりする人を
好きになれるでしょうか?
私は正直苦手です。
少しのことで
「苦労した」「苦労させられた」と
言う人は仕事もできないでしょうね。
冷静に考えれば誰にでも
わかりそうなことですが
なぜか就活生が好んで書く
自己PR文に
苦労話を書く人がいます。
苦労話を聞かれた時は
もちろん苦労話を言えばいいですが
そうでなければ
自ら言うことではありません。
自己PR文も楽しいのがいいですね。
私たち人事担当者は
楽しい人と働きたいですから。