オリジナルカレンダー最終版

今日の思いつきコラムは
友人の志賀美春さんのメルマガからの引用です。

「みんなが楽しい」「自分が楽しい」「未来が楽しい」
この考え方がいいですね。

私はこのことを『みんなで勝つ』と解釈しています。

<私の思い>

今週は、年初からお伝えしていますオリジナルカレンダーの
エッセンスの最終段階を
お伝えしたいと思います。

最終段階は、主体、自律、共栄・・・を経て
ついに『徳』へと至る3段階です。

まず、徳とは?

これを明確に説明できますか?

説明できないのに、それを求めることは不可能ですね。

しかし、徳という言葉は
しばしば会話の中にも出てきます。

「道徳」「功徳」「仁徳」等々・・・

辞書では、品性とか、恩恵とか、と書かれています。

「早起きは三文の徳」とも言います。
早起きをすると、健康にもよく
また、その他何かと良いことがあるものである、
という意味で使われています。

しかし、この徳の意味は、損得の得の意ですね。

一般的には、「人徳」とか「人望」と言われている概念ですが、
それすら、個々の解釈にかなりのズレがあり、
一般共有できる定義は難しいのが実情ではないでしょうか?

天才、山本七平氏によると、人望とは、人徳+能力であり、
その人徳を得るための必要な9つの徳を説いています。

しかし・・・。
これが、難しく、全体像として認識しづらいものです。

ところが、徳の字を分解すると、何となく見えてきます。

行人偏は、行動、の意。
十四の字は、もともと直という字の略字体。
そして、心・・・。

つまり、素直な心での行いの意です。

ここで、重要なのは、今までの10段階をクリアした状態での
「素直な心での行い」なわけです。

間違っても、「誰でもいいから殺したかった」・・・
みたいな他者への依存に狂ってしまった「心」ではありません。

つまり、今までの3週間をまとめますと。

①礼を知り
(地球・自然・生命に感謝し)

②孝を知り
(生んでくれた両親、今の自分を創ってくれた全ての過去に感謝し)

③義を知り
(自分のなりたい姿・生きたい未来を明確にイメージし)

④信を知って
(今の自分を認め、自信を持って、主体的に生きることで)

主体的となり、その上・・・。

⑤智を求め
(得たいものを明確にして、必要な知識・知恵を手に入れ)

⑥志を求め
(求めるべき自分の使命を明確に持ち、自らを律して行動し)

⑦厳を求める
(不要なものは切り捨てる)ことで。

自律し、その上で・・・。

⑧武を追及し
(何人とも、戦わない争わない、負けない負けさせず)

⑨仁を追及し
(愛、優しさ、そして、すべての命ある者への慈しみ)

⑩勇を追及する
(勇気を持って、正しいことを正しく続ける)ことにより、
共栄を目指し続けることが出来た後に。

素直な心で貢献する行動をすること、なのです。

その段階が、11月、12月の二段階があって、徳の段階に辿り着けます。

ですから、三段階の最終段階は
来年以降、一生求め続ける、ということです。
(今年の12段階を踏まえ、何度も立ち戻りながら・・・)

では、最後の二段階です。

11月・・・術を磨く(要するにスキルを磨くことです。
その前の10段階を経て
初めて具体的スキルが必要になり、求められるのです。
翻すと、主体的で、自律し、共栄を求める後にしか
スキルは不要である、ということです)

12月・・・楽を求める(これは、楽しいを求めることです。
ただし、重要なのは、次の三つを満たした「楽しい」だと言うことです。
「みんなが楽しい」
「自分が楽しい」
「未来が楽しい」・・・です)

結論としては、①から⑪までを意識し、体に沁みつけた上で、
⑫の三つの『楽』を素直な心で求め、行動すること・・・。

それこそが『徳』に至る道なのです。

これらの考え方が、毎月ほんの少しでもその月々において、
何らかの決意や気付きにつながってくれたら
これ程嬉しいことはないと思います。