昨日のコラムの続きです。
ダルビッシュ・セファット・ファルサさんの
お話の中で、とても印象的だったことがあります。
「息子の試合を観ていると
確かにモチベーションが高くなります。
ただそれは勝っているとき(打者を抑えているとき)は
それほどでもないのですが
ユウが打たれているときに
モチベーションがあがるんです。
打たれているときに
彼の顔が俯いていないか
顔はまだまっすぐなままで
相手打者と向かっているか
打たれ出しても
工夫をしながら
なんとかしようとしているか?
一本調子になっていないか?
配球の組み立てを変えているか?
私はそんなところを観ています。
人は調子のいいときは
それでいいんですよ。
ただ調子が悪くなったときに
どう対処できるか?
どんなときでも
モチベーションを下げずに
頭も身体もいっぱい使って
前向きに生きられるかどうか
それが大事なんです」
こんなお話をダルビッシュさんは
されていました。
お父様の子育ての基本は
ここにあるんだと
私は思いました。
調子のいいときは
みんないい人ですよね。
ただ調子が悪くなっても
乱れない人が
大成していますよね。
浪に乗れないときにこそ
『人となり』がわかる気もします。
イライラするのか?
堂々としているのか?
大きな違いです。
不調のときに
どう考え、どう行動できるのか?
意識したいですね。
男らしさの基本が
ここにありますね。
ちなみに
ダルビッシュ選手のお父様は
サッカー選手でした。
息子のユウさんが
2、3歳の頃
サッカーボールを蹴らしたら
全くセンスがないと判断し
ユウ少年にサッカーを勧めることを
諦めたそうです。
お父様の基準の話ですから
センスがないと言っても
世間一般からすると
とても高いレベルの話だとは
思いますが・・・(笑)
サッカーを諦め
小さい頃から
興味を持ったのが
たまたま野球だったそうです。
この判断をされたお父様に
あっぱれです!!!