即実行 これが大事

今日の思いつきコラムは
友人の志賀美春さんのメルマガからの引用です。

志賀さんの娘さん
本当にかわいいですね。

<私の思い>

日本テレビの『天才!志村どうぶつ園』というテレビ番組は
娘も毎週楽しみにしています。

今週の放送で
東日本大震災により野生化した犬同志の間に生まれ
犬ではなく「野生の生き物」
として育ったサチという犬のことをやっていました。

生まれて推定9カ月間、一人きりで生きてきて
常に怯え、心通じ合える仲間もなく、
なんとか生き延びてきたサチ。

寒い福島の冬の環境を一匹では生き延びることは難しい・・・。
そこで、市は苦労してサチを捕獲しますが
全く心を開かず、怯えるのみ。

犬が楽しい時にする尻尾を振るしぐさも
一切見せたことがないとのこと。

そのサチに、タレントのベッキーさんは
何とか心を開いてもらおうと努力します。

しかし、ドックフードを差し出しても
欲しい様子はするものの食べようともしません。

さまざまなことを試し、ボディータッチし
声をかけ、心を投げかけた結果、
サチは、ベッキーさんに体を預けたり
顔をなめたりするようになりました。

その心の触れ合いに、思わず涙が出てしまいました。

自身の責任ではなく、生まれ落ちた時から
通常でない人生ならぬ犬生を与えられているサチ。

生まれ持って背負ってしまった罪である原罪を思います。

せめて他者を信じ、愛し、
役に立つことを喜ぶことができるようになって欲しい、
と心から思いました。

ところで、嬉しいことに7歳の娘もこの話に感動したようで、
見終わった後に、自分で紙を折ったり切ったりして冊子を作り
物語を書き始めました。

ちょっと、想像を加え、自分の言葉で書いていました。

晩も遅いので、午後11時には「もう寝よう」と
声をかけましたが、
「もうちょっと。もうちょっと」と言いながら
頑張って書いていました。

そして、翌日の娘の記憶には、しっかりと
「サチ」のことが残っており、
続きをしっかり書くことができました。

しかも、娘なりの創作を加えて・・・。

やはり、何かを感じる文章、言葉、映像に
出会った時に、
その時の感情やそのことを何かの形で残すこと・・・。

その重要性を改めて感じました。

エビングハウスの忘却曲線の理論がありますが
事実の記憶と同様に、
感情の記憶も同じように、薄れていくものです。

それは、忘れることで、辛いことから離れ
新たな人生を踏み出せるようにするために、
ホメオスタシス(恒常性維持機能)が
起こす自己防衛反応です。

だから、重要なことは何度も立ち戻って
プラスの感情を呼び起こし、
行動につなげることだな・・・とつくづく感じたわけです。

プラスの気づき、プラスの感情の高揚・他者との
感情のシンクロ、
そして、プラスのモチベーションを得たら
即実行。

これが、大事ですね。