天国と地獄②

昨日のコラムで
天国と地獄のお話を書きました。

今日もそのことに関連する話を書くことにします。

これはある方が書かれた本からの
抜粋です。

【本からの抜粋】

天国と地獄を見た人がいました。

不思議なことに
テーブルの上には
天国も地獄も同じお料理が並んでいました。

お料理はとても美味しそうです。

ただ気になるのは
そのお箸です。

3尺(90センチぐらい)も
ある長いお話がテーブルの上に
置いてあります。

地獄にいる人たちは
その長い箸で
食べようとしますが
もちろん、食べることができません。

食べることができないから
イライラしています。

「こんな長い箸のせいで
 食べるコトができないじゃないか!!
 箸が悪いんだ。
 いや
 こんな箸を作った奴が悪い
 こんなことをしている奴が悪い」と
不平不満を言い出すありさまです。

挙句の果てに
イライラが溜まって
喧嘩をし合う始末です。

そこは地獄絵巻そのものです。

一方、天国にいる人たちは
その長い箸を使って
お互いの口の中に
美味しいお料理を運んでいます。

「こんな美味しいものを
 戴けて、ありがたいね」

「本当にありがたいですね」と
楽しそうに
食事をしています。

笑顔のまま
とても楽しそうです。

(柳本)

天国と地獄の話
いかがでしたか?

責任転嫁をしようとする人の成れの果てを
垣間見るお話ですね。

何かあったら他人のせい

何かあったら人のお蔭

この差が地獄を見るか
天国を見るかの大きな分かれ目です。

天国と地獄
それはこの世のお話です。

南無阿弥陀仏・・・