今日の思いつきコラムは
友人の志賀美春さんのメルマガからの引用です。
志賀さんは元々都銀(現メガバンク)に勤務され
その後、生命保険会社に転職されました。
私も思いきって
会社の目標、2倍にしようかと思います。
(7月以降の後期 目標を2倍にします)
それで、来年度の社員の給料を2倍にしたいと思います。
(志賀さんのメルマガより)
<私の思い>
銀行員時代、毎年毎年、
本部から貼り付けられるガイド(ノルマ)に四苦八苦でした。
たとえば、昨年VISAカードを
3000枚獲得のノルマを苦しみながら
やっとクリアしたと思ったら・・・。
次の年度では、ガイドは4000枚になり・・・
という感じで、まさにエンドレスです。
そんな中、毎度毎度、精神論で
店頭顧客への働きかけ方を変えて窓口を強化し、
無理と思えたガイドをクリアしていきました。
必死のパッチでやり上げたガイドを
さらに大きく超える不可能とも思われるガイドに対して、
なんとか形にすることに、疲弊しながらも
出来ちゃうんだからスゴイもんだな・・・
って思っていました。
その時は、営業の真理も自然の摂理も全く知らず
それでいてエリート意識だけはしっかと持ち、
出した結果は自分の力だ
という勘違いをしていました。
今、思うと恥ずかしい限りの銀行時代の
人間力であったと思います。
しかし、メガ銀行のように未開発の能力と
豊富な顧客に恵まれた環境は
大きなパラダイムシフトなく
精神力で結果を創り上げることができちゃうんです。
一方、独りでやるフルコミッションの
生命保険の営業をやってみて、
自分自身を振り返って
目標の設定の難しさをつくづく感じます。
海外表彰に入賞したいとか
何位になりたいとか、MDRTに入会したいとか。
目標は人それぞれですが
誰かが決めた基準を自らの目標と設定し
その目標を追いかけることに
毎年追い立てられる感じの人が多いです。
その世界では、自分が残した実績の延長線上に
次の目標を設定する人がほとんど。
ですから、その解決策は
「去年よりももう少し○○を上げて頑張る」・・・
みたいな精神論になりがちになると思います。
そして、そんな目標だから、ワクワクもせず
モチベーションを維持できるのはごく少数のみ。
そのような目標設定の仕方は
中小企業にも多いのではないか?と思われます。
昨年度を100とすれば
105%とか110%を目指す、みたいな。
この程度の目標設定レベルでは
大きなやり方の変更を発想しません。
「もう少し○○」になりそうです。
でも、目標を200とか300に設定してしまうと・・・。
明らかに、今までのやり方では絶対に無理です。
根本的に、やり方も、考え方も
行動も変えなくてはいけなくなります。
もし、真剣にそのパラダイムシフトが
必要な結果を求めようとした
そのときには、105%や110%の結果で
終わるはずないのでは・・・。
そう思いませんか?
どちらが遣り甲斐が有るでしょうか?
(もちろん、その高い目標を達成して
どうなりたい・・・は不可欠ですけど)