「自分の軸はいつまでに見つけたらいいですか?」(学生さん)
「そうですね。30歳ぐらいまでに
見つかったらいいですね。
もうちょっと遅くても大丈夫だと思うけど・・」(私)
「えっそんなんじゃ就職できないじゃないですか?」(
「就職するためだったら
別に軸なんて要りませんよ」
「いえ、自分の軸が明確でないと
内定は獲れないとみんな言っています」
先日、就活のセミナーで
ある学生さんが、私に上記のような質問をされました。
『自分の軸が明確でないと内定が獲れない』
一見、正論に見えるデタラメなことを教える
先生方がいるのは確かです。
こんなレベルのことを教えている先生方には
どんな軸があるのか?
私は知りたいと思います。
まだ正社員として仕事をした訳でもない
学生さんが仕事における明確な軸だと
持てるはずもありません。
未経験で、知らないものに対して
軸を持てるはずもありません。
軸とは経験を積み
少しずつ出来上がっていくものですからね。
「ちょっといいですか?
僕の就活時代の話をしますね」と
新下君がその学生さんに
説明をし出しました。
「僕が就活をしていた時は
人のお役に立てることがしたい。
それしかなかったんです。
でも普通に考えたら
仕事なんて、全て人のお役に立つことだから
僕が思っていたことなんて軸でもなんでもないんです。
こんなレベルでも就活は何にも困りませんでした。
それよりもどこかの先生かコンサルに
言われたからといって
わからないまま自分はこの仕事しかしないなんて
決めて枠が狭くなるだけですよ」
こんな話を新下君は
学生さんに丁寧にお話をしてくました。
『〇〇ができないと内定が獲れない』
本音を言えば
こんなことばり言う人の話は
聞かなくていいですけどね。
人としての常識とか道徳は別として。