今日、2年ぶりに珍坂雄一郎さんから
お電話を戴きました。
「柳本さん、司法書士試験に受かりました。
あれから2年かかりましたけど
無事受かりましたよ。
毎日10時間以上、勉強した甲斐がありました」(珍坂さん)
「珍坂さん ほんまにおめでとう。
ほんまにうれしいわ。
よかったです。
さすがやわ・・・・」(私)
2年前のこと
「珍坂さん 事務局辞められたんですね。
絶対に受かってくださいね。
応援しています」(私)
「はい、絶対に受かりますね。
試験に受かったら連絡します。
次に柳本さんに電話するのは
試験に受かった日です」(珍坂さん)
今日、珍坂さんは2年前の約束を果たしてくれました。
私は珍坂さんにとてもお世話になっていました。
私は兵庫県中小企業家同友会という経営者ばかりが集まる会に
参加させてもらっています。
珍坂さんはこの同友会の事務局員をされていました。
2004年度、私はこの会の青年部の幹事長を務めていました。
毎月、青年部では例会と呼ばれるイベントがあります。
通常は経営の勉強をします。
業績アップを果たした経営者の講演会や
ビジネス研修などをします。
しかしながら、私が幹事長の時は
プロボクサーの石井広三さんや
ミュージシャンの森源太さんを招き
講演会を実施ました。
自分の生き方を貫く彼から
学ぶべきことがあると思ったからです。
ただ、先輩経営者からは
「プロボクサーって? 経営に関係ないだろう」
こんなご指摘も受けていたそうです。
当然と言えば当然です。
先輩からのご指摘は御尤もです。
しかし、この話(ご指摘)
私の耳には全く入ってきませんでした。
実は私の耳に入る前に
珍坂さんが重鎮の経営者の方々を
説得してくれていたのでした。
随分と時が過ぎてから
ある方から
この話を教えてもらいました。
私が幹事長の任期を終えてからでした。
「珍坂さん ありがとう。
先輩方、説得してくれてたんですね。
僕、実は問題になっていたことも知らなくて
珍坂さんが、がんばってくれたおかげで
石井広三も森源太も呼ぶことができたわ。
ほんまにありがとう」(私)
「いえいえ 実は僕が
石井さんや森さんに
お会いしたかっただけなんです。
それに、今までこんな方々を
同友会に呼んで来た人がいなくて・・・
僕は柳本さん企画するイベント
いつも心待ちにしていたんですよ」
珍坂さんは『縁の下の力持ち』でした。
『縁の下の力持ち』
私はこの言葉が大好きです。
珍坂さんはきっとこれからも
『縁の下の力持ち』の姿勢を続けながら
皆から頼られる法律家として活躍されることでしょう。
いいですよね。
こんな生き方。
自分の生き方を貫く。
自分を貫く人が耀きを与え続けます。