短所を素直に話すとは心を開くということ

突然ですが、人を好きになる時、
どんなところが好きになりますか?

カッコいい外見や
リーダーシップのある行動でしょうか?
優しい言葉をかけてくれるところかもしれません。
もちろんそれも素敵なことです。

しかし、あまりにも完璧すぎる人が
いたとしたらどうでしょうか?

ハンサムで背が高くて、高学歴で、清潔で、
言葉遣いも丁寧で、お金持ちで、
リーダーシップもあって、
グローバリズムも持ち合わせていて、
7カ国語も話せて・・・そんな男性。

美しくて、家柄もよく、気品があって、
知的で、立ち振る舞いも綺麗で、
スタイルまで抜群で、いつもお洒落に気を遣い、
人への気配りも完璧な・・・そんな女性。

もしこんな人がいたとしたら
憧れはいだくでしょう。

しかし、心から好きになれないと思います。

人は長所しか見えないと安心できないものです。

「彼はドンくさいところもあるけどいい人で、
一緒にいたらほっとする」

「彼女はレストランでメニューを
選ぶのにいつも時間がかかるけど、それが可愛い」

自分がその人の短所を
愛おしいと思えたとき
とても身近に感じ、好感を持つことでしょう。

人って、短所があるから好かれるのだと思います。

面接で、短所を素直に言ってくれたら
採用担当者は何かほっとした気分になります。

「僕、忘れ物が多いんです。
ほんとこれじゃダメだと思うんですけど・・・」(就活生)

「私も一緒なんですよ。
お互いこれはなんとかしないといけないね」と
私なら共感し、そう彼に話してしまうでしょう。

短所を素直に話すとは心を開くということです。

愛らしい自分の短所をいっぱい見つけてください。

そして、面接では堂々と、
いや、照れながらでもいいですから、
自分が思う短所を素直に話してください。

この文章は、
今回書いた本『短所を言えたら内定が出る』の
末尾に挿入したものです。

短所を普通に認め合うことって
いいですよね。

人って、短所を補い合うことで
とっても仲良くなっていくんだと思います。

短所があるからダメなんじゃなくて
短所があるから仲良くなれるんです。

今回の本は、就活本なんですけど
人間関係を築いていくうえで
大事だと思うことをいっぱい書いています。

発売日、楽しみにしててくれたら
うれしいです!!!