先日、テレビドラマの『相棒』を
見ていました。
取調室の中で犯人役の女性が
「私は何も考えないと決めたの」と
嘯くシーンがありました。
彼女は周りから
あなたの彼氏は犯罪者だと
告げられ、悩んだあげく
何も考えないと決め、
殺人事件まで起こしてしまうという
設定でした。
「何も考えない」という末に
起きた恐ろしい結末でした。
何も考えない
これは罪深いことですよね。
仕事柄、毎年
多くの就活生とお会いします。
就活マニュアル本を読んで
それをそのまま鵜呑みに
してしまう就活生が
年々増えているように思います。
「面接ではウソをつけ」と
書かれていたら
「面接でウソをついていいんだ」と
安易に信じてしまう就活生がいます。
面接でウソをついても
すぐにバレるだけです。
たとえ、それで受かったとしても
入社後もウソをつき続けないとなると
辛い社会人生活が待っているだけです。
少し考えれば
誰でもわかることです。
もちろん
こんなことを教える大人が
一番悪いことは言うまでもありません。
しかし、それを鵜呑みにしてしまうのも
問題です。
何も考えないと
結局は損するだけです。
『相棒』のドラマを
ときどき見ていましたが
毎回、時代背景を敏感なまでに
描写しているように思います。