面接では、会話をしてほしい。

「○○さんの得意なことはなんですか?」(私)

 

「はい、私は自分自身を成長させたく

大学一年生の夏から、ブライダルの会社で

アルバイトをはじめ、そこで学んだ・・・・

・・・・・・・・・・・・・・

(延々と3分ほどアピールし続け)

・・・・・・・・・・・・・・・・

だから御社でも私はその能力を活かして

活躍できると思います」(女子学生)

 

「○○さんが、頑張ってきたことは

わかりました。

よく覚えてきましたね」(私)

 

「えっ? あっ はい」(女子学生)

 

「学校で教わったんですか?

面接で質問されたら

アピールし続けろって」(私)

 

「はい、とにかく

何かを聞かれたら

最低でも2分以上は

アピールし続けなさい。

それが面接で勝つ方法です。と

教えてもらいました」(女子学生)

 

「たぶん、そうだろうと思いました。

さっき、(面接前の)雑談していた時は

普通に、話をしてくれてたもんね。

僕らは、面接で、会話をしたいんですね。

会話を通して、どんな人なのか

知りたいだけなんですから。

だから、これからは

質問に対して、素直に答えてもらえますか?

これは、うちの面接だけじゃなくて

他の会社でもそうしてくださいね」(私)

 

「そうなんですか。

なんか、でも

ホッとしました。

面接ではいつも無理をしていたので・・」(女子学生)

 

今日、面接試験で

大分に行っていました。

一次面接試験の日でした。

 

一番目に面接をした女子学生は

とても真面目そうで、また頑張り屋さんで

好印象でした。

面接が始まる前の雑談時に

そう感じていました。

 

しかし、面接が始まるや否や

面接スイッチが入ったように

アピールをし続ける人に変貌しました。

 

でも、私が上記のように

アドバイスをすると

彼女はそれ以降

雑談時と同じように

楽しい雰囲気で

会話をしてくれるようになりました。

 

そして、私は面接の最後に

こんなふうに言いました。

 

「○○さんは5月の○日

スケジュールは空いていますか?

次回、社長面接があります。

あっ、一次面接、合格ですよ」

 

面接が終了後

面接を担当してくれたOさんが

私にこんなことを言ってくれました。

 

「○○さんは

本当に素直な学生さんですね。

柳本さんがアドバイスをしたら

すぐにそれを聞き入れて

修正してきましたね。

だいたい、あの子が

面接で何社も落ちるはずがないのに

大学はなぜあんな変なことを

教えるんでしょうかね」

 

「ほんまに、そう思うわ」(私)

 

すべての大学が

こんな変なことを教えている訳ではなく

あくまでも一部の大学が

「何を聞かれてもアピールしろ」と

教えているだけです。

 

様々な教えがあっていいですけど

このような明らかに間違った指導だけは

やめてほしいものです。

 

真面目な学生さんほど

被害を受けていますから。

 

私のコラムを読んでくれている

就活生のみなさんは

面接では、楽しく会話をしてくださいね。

 

みなさんは

そうしていますよね。