付き合っていい人、付き合わなくていい人。

 

先日、大学生の男の子から

質問を受けました。

 

「大人の人と

どう接していったらいいのか

特にその人が

いい人なのか、よくない人なのか

それがわかればと思うんです」(学生)

 

彼はこの夏に

あるイベントに参加し

その主催者である社長に

違和感を覚えていたようです。

 

「たしかに大人の人が

 良い人か悪い人か

 見分けるのは難しいよね。

 社長でお金持ちだと

 スゴイ人だと勘違いして

 しまうこともあるもんね」(私)

 

「そうなんです。

 何を見たらいいのか

 わからなくて・・」(学生)

 

「じゃひとつだけ

 言っておくわ。

 大人って、過去の自分の話を

 よくするもんやねん。

 けっこう、みんな

 若気のいたりで

 よくないこともしてるねんね。

 そのことをきちんと反省して

 生きているのか。

 そのことを自慢して生きているのかで

 まともな人か、付き合わない方がいい人か

 だいたいわかるよ」(私)

 

私は彼にそんなお話をしました。

 

彼が違和感を覚えていた社長は

(イベントの主催者)

若い頃、人や勤め先を利用ばかりして

お金を儲けたことを自慢しまくっていたそうです。

自分は頭がいいから、それができたと。

 

私もその経営者のことは

テレビで見て、知っていますが

絶対、知り合いたくもない人物です。

 

私より一世代上の高度成長の時代

大学生のアルバイトがあまりなかったと

先輩方々から聞いています。

 

残念なことに

粗悪な教材を各家庭に売りつけて

多額のインセンティブをもらうような

商売もありました。

私が小学生の頃、よく自宅にも

そんな押し売り大学生が営業に来ていました。

 

あまりにもしつこい営業マンに対して

「そんな意味のないもん

 買えるわけないやろ。

 それより、そんな仕事せんと

 もっとまじめに仕事を探せ。

真面目に探したら、いいもんを作ってる会社なんて

なんぼでもあるから」と

父が言ったことを今でも覚えています。

 

父は、未来ある若者(大学生)に

もっとまともに生きてほしいと願い

そう言ったんだと思います。

 

あれから、もう40年以上経ちます。

 

昨年のことですが

そんな営業をして

お客さんを騙しつづけ

学生時代、大儲けしたと吹聴する人と

会いしました。

 

付き合わなくていい人でした。

 

わかりやすくていいです。