自己分析なんていらない①

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就活をはじめるときに、「自己分析からしよう」と

考えてしまう学生さんがいます。

大学でもそのような指導をされている場合があります。

 

書店に行くと、自己分析の本がたくさん並んでいます。

きっとそれなりには売れているんでしょうね。

 

しかしながら

就活に自己分析は必要でしょうか?

 

私は必要ないと断言します。

 

・中高と野球部だったから、野球に関する仕事がしたい。

・テレビばかり見ているから、テレビ局やマスコミが自分には合っている。

・人と話をするのが好きなので、営業が自分には向いている。

・人と接するのが苦手だから、事務の仕事ぐらいしかない。

 

こんな分析をしても全く意味がないことは

みなさんもわかってくれると思います。

 

プロに行くレベルのスポーツ選手なら

勝手にスカウトが来ますし

本当に営業に向いているのなら、学生の間に

どんどんモノを売っているはずです。

その人達は自己分析などするまでもないことです。

 

 

過去を振り返ってみて、将来の仕事を見つけること自体

かなり無理があります。

 

自分の適性など、仕事をしながら少しずつわかってくるものです。

 

現在、私は人の採用や研修

大学講師の仕事をしています。

 

若い頃、人前で話すことが恥ずかしくて

仕方なかった私には

全く想像すらできない仕事を今、しているのです。

 

学生時代に自己分析などしなくて、本当によかったです。

 

もし、自己分析をしていたら

私は設計士などの技術者になっていたことでしょう。

 

なっていたと書いていますが

なることすらできなかったかもしれません。

 

中学の時、技術家庭科の作品が

学校代表に選ばれたことがありました。

指先は器用なこと自信がありましたが

仕事としてやっていけるとは

今では全く思えません。

 

適性もないことは

私自身、今ならわかります。

 

30年前に

自己分析は就活で必要なんて

誰も言わなくて

そんな文化自体なくて

本当によかったです。

 

学生時代

しっかりと自分を持っていたわけでもないので

もし、大学で「就活には自己分析が必要だ」と

教えられたら、私もしてしまっていたことでしょう。

 

今から考えると

ほんと怖いことです。

 

自己分析に関しては

お話したいことがたくさんありますので

何度かにわけてこのコラムで書くことにします。