『起業して食える人 食えない人』(松尾昭仁著)
若い人たち(学生さん等)とお話をしていると
「起業して成功する方法を教えてください」と
よく聞かれます。
私の場合
「ごめん、成功してへんからわからんわ」と
答えるしかありません。
「どうしたら起業できますか?」の問いには
「名刺に『代表』と書くだけで
起業家やで」と言うのは簡単なのですが
フリーランスでやっていける人もいれば
すぐに根をあげる人もいるし・・・。
どう答えてあげたらいいなかなと・・・。
先日、ジュンク堂で
見つけたのがこの本です。
「起業に向いている向いてないは
『思考』だよな」とこの本を読んでみて
さらにそう思うようになりました。
本のなかに
「他人におごって喜ぶ」こんな人は食えると
書いていましたが、まさにそれが神髄だと思います。
ご飯を奢るとか、そんな意味だけじゃないですよ。
これは。
「惜しげもなく、喜ばれることをしようとする」と言った意味です。
私は奢られるのは、気を遣うので昔から苦手でした。
やっぱり起業してよかったかもしれません。
昨年、ある男子学生から
「僕は働くの嫌なので、起業をしようと思います。
なんかいい仕事はないでしょうか?」と訊かれ
「僕は働くことが大好きだから起業したので
申し訳ないけど
働かずにお金だけ稼いでいる人に聞いてみてね」と
答えました。