「柳本さん
人間にとって
一番いらないモノってなんでしょね?」(新下君)
「プライドやね」(私)
「プライドですか?」
「うん、邪魔やからね」
「たしかに妙なプライドは
邪魔ですよね」
「じゃ一番いるモノってなんでしょうか?」
「誇りやね」
「誇りですか?
誇りって定義ってなんでしょうか?」
「信念。
本当に大事だと思うことに
一生懸命になること。
人は自分の心に正直になって
信じる道を究めようとすると
何事にも感謝できるし
自然と謙虚になっていくし」
「そうですよね。
不平不満ばかり言う人間は
信念の欠片もないですからね。
そのわりにプライドだけは高くて
役にも立っていないのに
自分を会社は評価してくれないとか
言い出すし。
何人も見てきました。
プライドだけ高い人間って
本当に要らないですね」
「プライドを捨て
誇り高く生きたいよね」
「はい」
一昨日
新下君と私はこんな会話をしていました。