今日の思いつきコラムは
友人の志賀美春さんのメルマガからの引用です。
北島康介選手
さすがです。
オリンピック3連覇
期待しています!!!
<私の思い>
今週、開催された水泳オリンピック選考会。
元競泳選手の私としては、やはり他人ごとではありません。
(ただ、選手たちは、私とは他人で、ほぼ無関係ですが・・・)
中でも、北島康介選手の言葉。
「自分でもさすがと思う」
これには、痺れました。
この言葉の背景にどれだけの事実が詰まっているのでしょう?
通常の人間にとっては
筆舌に尽くしがたい重みがある、と思えました。
私は思い出せます。
今から12年前のシドニーオリンピックの決勝で、
4位入賞で悔しがる高校生スイマーのことを。
初のオリンピックで4位入賞を果たした
北島康介選手のインタヴューは、
見ている者までが「なんだ。4位でメダルなしか・・・」
と思わせるようなものだったと記憶しています。
ある意味、高校生らしくなく、生意気な・・・。
悔しさしか伝わらない・・・。
そう感じたのを覚えています。
そう。
生意気な若い子・・・その印象だったのです。
その北島選手。
日本人であればだれもが知っているオリンピック2連覇。
それを有言実行で成し遂げました。
誰もが認めざるを得ない有言実行男になりました。
そこで、前回北京オリンピックの北島選手の金メダルに、
興奮しながらも
この生意気な北島選手もこれで最後だろうな・・・
そんな予測を私は勝手に持っていました。
それは、私自身のスイマーとしての経験の中で、
二度のオリンピック金メダルの後のモチベーションの
維持などあり得ない、
という自分尺度での先入観によるものでした。
それが・・・。
今回の自らの記録を塗り替えての金メダル候補筆頭での代表決定。
あり得ません。
全く驚きです。
さすが・・・過ぎです。
自分が思っている限界なんか
そもそも自分が創り出した壁であり
それを突き破るだけの気迫と
思いと、努力が持ち続けられる人間にとっては
通り過ぎるマイルストーンでしかない・・・。
そういう新たな生き方の指針を
いただいたような気がしています。
そうです。「自分でもさすが」という
言葉だけでない内容を含んでいる・・・。
そういう生き方をしなければ・・・と
かなり年下の北島選手に教わった気がしました。