先日、履歴書は黒のボールペンで書きましょう。と
いうコラムを書いたら
就活生から質問が来ました。
ちょうど今回、出版した本に
このことを少し詳し目に書いていますので
ここで解説します。
(短所を言えたら内定が出る。本文の116頁より)
履歴書は、黒のボールペンを使用して、
楷書(字体をくずさず、きちんとした
書体)で書くのが基本的なマナーです。
だから、強調したいところをマジックで太字にしたり
下線を引いたり、蛍光ペンで装飾したりしてはいけません。
履歴書は入社が決まれば
会社が大事に保管しておくべき、重要な書類です。
数年前までは、このようなカラフルな
履歴書を見ることはなかったのですが、
最近はときどき見るようになり、驚いています。
とくに秋採用になると、増える傾向にあります。
あまりに可哀想なので、
私は面接が終わったときに少し時間をとって
就活生にアドバイスをすることがあります。
「履歴書は黒のボールペンできっちり書かないと
それだけで落とされてしまう
こともあるから、気を付けた方がいいよ」
私がそう言うと「教えられたことと違う」と
驚いていた就活生もいました。
なぜ、履歴書に装飾をしてはいけないのでしょうか。
一番の理由は、明らかなルール違反だからです。
企業の採用担当者は、できるだけフェアに
採用活動をしようと思っていますから、
履歴書に装飾をするというルール違反を
犯した就活生を優先して採用する
ことはありません。
しかも、このような就活生を採用したら
「あの会社は履歴書に赤ペンを使ったら受かるぞ」と
言いふらされる心配も出てきます。
これは明らかに企業のイメージダウンです。
翌年度の採用試験から、ルール違反ばかりを犯す学生が
増えかねません。
ですから、カラフルな履歴書は、採用担
当者から避けられるのです。
とはいえ、このような履歴書を書いても受かる場合もあります。
これは「学生さんだから
基本的なルールを知らないのは仕方ない」と
採用担当者が目をつむってくれたからなのです。
これはとても大事なポイントなので
ぜひ覚えておいてください。
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