今日のコラムでは、私の高校時代のお話を書きます。
「柳本は将来、どんなことをしようと
思っているのか?」(担任の先生)
「はい、社長をしますよ。
世の中にない
新しい仕事をどんどんやって
世の中をもっと明るくしたいんです」(私)
「冗談はよせ。
お前みたいに勉強もせんと
いい大学にも行けない生徒が
社長とかなれるわけがない。
それを夢物語というんだ」
「先生は、世の中のことを知らないだけですから」
高校一年生次の担任の先生は
とにかく真面目一徹の方でしたので
私が社長になるというと
そんな間違った考え方は止めなさいという
一点張りでした。
私もそう言われたら
言い返すしかなかったので
言い返しているうちに
後半は、説教と先生の苦労話のオンパレードでした。
お話(説教)を聞きながら
この人とは真逆の生き方をしようと
決意したのを覚えています。
あの時は、先生は私の将来を
心配してくれて
そう言ってくれたのでしょうが
16歳の私は、そんなことを
わからないまま、
人の将来の邪魔をするなという
気持ちで話を聞いていました。
私は、私なりに確証がありました。
実家が建設会社を経営していました。
当時、従業員の方が
50名ほどいらっしゃいましたが
毎年、誰かが独立をして
社長になっていました。
建設会社を経営する人
大工の統領になる人
設計事務所をつくる人
運送会社をはじめる人
飲食店をはじめる人など
毎年、誰かが
社長になるのです。
みなさんの学校歴は
中卒か高校中退です。
たまに高卒の方がいたら
あのおじさんは、
エリートやんか!と
思ったものでした。
仕事に学校歴なんて
関係ない。
ましてや社長になるのには
なおさら関係ないと
小さいときから
このことは知っていました。
もちろん学校の勉強は大事だとは
今は思っていますよ。
知識としても常識としても
学んでおいた方がいいことが多いですから。
がんばって、偏差値の高い大学に行くことも
いいと思います。
自分は中学3年生の春から
全く学校の勉強をしなかったので
このことは偉そうには言えませんが。
小さいときから
社長になるのは
簡単やなとは知っていましたし
周りから応援される人は
幸せになるなんだということは
父や母、兄弟を見ていて
学んでいました。
どんな人が出世するんですか?と
よく講演会の質疑応答のコーナーで
聞かれます。
「応援される人が出世するんだよ」と
いつもそう答えています。