先日の石渡嶺司さんとの講演会で
新卒一括採用の話題が持ち上がりました。
世間では「新卒一括採用」に関して
廃止すべきという意見もあるようです。
廃止を言われるのは
ほとんどが評論家のお偉い先生方です。
廃止を唱える方の言い分としては
世界の競争力に負けるから・・・という
理由でした。
本当にそうでしょうか?
今までは日本は
新卒一括採用を続けてきたからこそ
ここまでの経済発展も成し遂げてきたと
私は思います。
新卒一括採用は
素晴らしい日本の文化です。
すぐに戦力になるわけでもないのに
一生懸命に企業は新人を育てていきます。
新人も一年経ち、二年経っていくなかで
仕事もできるようなってきます。
次第に、お客様からも喜ばれるようになり
仕事本来の意味もわかってきます。
(仕事本来の意味とは、お客様の喜んでもらい
利潤を得るということです)
日本のビジネスマンがよく言う
私の会社は・・・・という
あのフレーズ。
会社員でありながら
「私の会社」と言います。
「私の会社」
素敵な言葉ですね。
これも
新人時代からじっくりと
育ててもらったからこそ
自然と言葉に出てくるんだと思います。
『人を育てる』
『企業は人なり』
この日本の文化、
農耕民族ならでは
発想かもしれませんが
素晴らしい文化だと思います。
世界中が
新卒一括採用をするようになれば
もっともっと意味のある経済発展が
なされることと思います。
新卒一括採用が
グローバル化することを
心から願っています。