今日は土用の丑の日ですね。
この日にはいつも思い出すことがあります。
小学校5年生か6年生のとき
たしかNHKの番組だったと思います。
なぜ今日のこの日を
【土用の丑の日】と名付けたかというお話でした。
鰻屋の店主が
平賀源内先生のところに行き
「夏になると鰻が、売れません。
なんとかなりませんか?」と
尋ねてみると
源内先生は
筆をとり
土用の丑の日
と書かれました。
「なんですか?
これは?」と店主が訊くと
「今日は鰻を食べる日ですよ」と
源内先生が答えました。
このことで、
日本中、夏に鰻を食べる習慣になった・・・。
そのような番組の内容でした。
私は子供心に
平賀源内とは
商売の天才だと思いました。
きっと源内先生は
体力が失われる夏こそ、
鰻のような活力の湧く
食べ物をどんどんとりなさい。と
言いたかったのだろう。
土用の丑の日とすることで
鰻屋の店主も
そして、鰻を食するお客様も
みんな幸せになることを
心から祈っていたのだと。
そんなふうに思いながら
その番組を観ていました。
私は就活生の頃
「尊敬する人は誰ですか?」と
聞かれたら
「平賀源内です」と答えていました。