先日、一年ぶりぐらいにお会いした知人から
「おーひさしぶり、最近どう?」と
訊かれました。
最近どう?って
なんのことやねん、と心のなかで
呟きながら
テキトウに応えておきましたが。
人は、なんにも考えていないと
ロクなことを訊かないよなと
つくづく思います。
私は20年前に
『質問力セミナー』という研修プログラムを
作りました。
「目の前の人が楽しく話したくなるような質問をしようね」と
いうのがテーマです。
元々は就活生と新入社員のために
作ったプログラムでしたが
最近では社員研修、特に幹部研修でも
このセミナーをすることが多くなりました。
幹部(上司)の方には
耳の痛い話になるかもしれませんが・・・。
(例として)
たとえば 上司が部下に
「なんで、それが間に合えへんねん」
「 何回、言うたらできるねん」と問いただし
部下が言い辛そうにしていると
「訊いていることに、ちゃんと答えんか」
なんて、頭ごなしに怒りをぶつける人が
いますよね?
・・・残念ながら。
こんなことをしていても
何の解決にもなりません。
予定通りできないのは
なんらかの理由があるんです。
たいていの場合
やる気がなくて、やってないんじゃないんです。
だから、その理由を聞いてあげたらいいでよね。
「どの部分がわからんかった?」
「どこを手伝ったら、間に合う?」とか
聞きようがあるはずです。
コミュニケーションの向上を図ることで
課題はどんどん解決します。
質問力セミナーの内容は
また機会を設けて書こうと思います。
そのときは、
「質問に答えたらいいだけではない」というお話にします。