キャリアデザイン

最近は高校から
キャリアデザインの講演を
依頼されることが多くなりました。

そのこと自体はとても嬉しいのですが
職業に就くために
今から何をすればいいのか?
この話をしてください。と言われたら
私はお断りするようにしています。

キャリアデザインなんて
自分の将来を描くことですから
職業に就くためにというと
話が違ってきます。

職業に就くためとかではなく
どんなふうに考え行動していたらいいかと
お伝えする講義ならお受けしています。

高校生の彼らが
大人になり、30代40代になった頃は
現在にはまだない仕事が
たくさん生まれはずです。

新しい時代になっても
活躍できる人ばかりになると
楽しいだろうなといつも思っています。

考えてみれば
私が学生時代、ITなんて、言葉もなかったですし
インターネットなんて言葉もありません。
(軍の専門用語としてはあったでしょうけど)
携帯電話もないので
携帯のキャリアもお店もあるはずもないです。
ネイルサロンなんてものもありませんし
ゲームクリエーターなんて方いなかったでしょう。
ファイナンシャルプランナーなんて方もいませんでしたし
就職支援塾に関しても22年前、私がつくるまでは
世の中になかったですし。

高校生の今から職業に就くためにと
考えていると
自分の生き方の幅を狭くするような気がしてなりません。

じゃ高校で、どんな講演をしているのか、というと。

こんなことを講演で言っています。
「自分のやりたいことがあったら
 覚悟を決めてやってほしい。
 自分のやりたいことがどんなふうに
 人のお役に立つのか、考えてください。
こんなことだったら、お役に立てそうだと
思える仕事をして、
周りからいっぱい感謝されるような
生き方をしてください。
キャリアデザインって、
自分も周りも幸せになる生き方を
描くことなんです」と。

時代が変わっても
人から感謝させる習慣が身に付いている人は
いつも幸せな人生を送ることでしょうから。