昨日、お取引先で
リアクションセミナーを行いました。
このセミナーを作ったのは
2008年の夏でした。
あるキッカケがあって。
今日のコミュニケーションの授業では
このキッカケのお話を書くことにします。
2008年8月7日
大塚寿昭氏講演会が
名古屋で開催されました。
名古屋に着くと
すぐに食事をしました。
大塚さんと私
そして、神戸からずっと一緒だった
中村君と西野君(二人とも塾生)
名古屋のスタッフ
松本君 朝井君 犬飼君(三人とも塾生)の
総勢7名で名古屋名物味噌煮込みうどんを
戴きました。
食事も終わり
私はお会計を済ませようとレジに行きました。
会計金額 9001円
私の小銭入れには
この時、1円玉がありませんでした。
(5円玉も10円玉もありません)
「ごめん 誰か 1円くれへん?」
そう私が言うと塾生の五人とも
すぐにレジに飛んで来てくれました。
「そんなたいそうな!」
私は笑いながらそう言いました。
その中で一番早く一円玉を出してくれたのが
松本翔君でした。
お会計を済ませてお店を出ました。
「松本君 ありがとね」と私が言うと・・・・
ここで、見事なまでの
パーフェクトアンサーを得ることになります。
さて、ここで質問です。
松本君は私に何と言ったでしょうか???
↓ ↓ ↓ ↓
松本君は
「僕は小銭王ですから,
いつでも言ってくださいね」
ねっ
パーフェクトアンサーでしょう!!!
「さすが内定を7つも獲れるはずや」
中村俊君が私の隣で叫んでいました。
もちろん
その後、話が盛り上がったことは
言うまでもありません。
教科書通りなら
「いえいえ これぐらい たいしたことではありません」
「どういたしまして」となるでしょう。
もちろん、間違った答えではないですが
なんか味気ないですよね。
リアクション(返答)はとても大事です。
リアクションが
よければ会話が弾みます。
リアクションが
教科書通りになったら
会話が止まるかもしれません。
楽しい話をしようとしても
「もういいか」と思ってしまいます。
リアクションにはとても深い意味があります。
でも、イマイチ
リアクションに関して
深く考えている方も少ないように感じます。
多くのビジネスマンが
プレゼンやスピーチには
力を入れ勉強します。
しかし、リアクションを
真剣に勉強している人は
どれぐらいいるでしょうか?
会話や商談はリアクションで
決まるかもしれません。
リアクションがよければ
相手はいくらでも話をしたくなりますからね。
ご飯をとっても美味しそうに食べる男の子が
女の子によくお弁当を作ってもらえるのと
よく似ています。
今までも
リアクションセミナーを
作らないと何度か思っていましたが
この松本君のひと言で
作ることを決めました。
翌月
塾内開催したリアクションセミナーにて
私は第1回リアクションセミナーMVP(最優秀賞)を
松本翔君に贈りました。
のちに
リアクションセミナーの最優秀賞を
『松本賞』と名付けました。