日本が通じない

先日、テレビを観ていて

つくづく気を付けないといけないと

思ったことがありました。

 

待ち行く人にインタビューをする

コーナーがありました。

 

たまたまインタビューに応えてくれたご婦人が

宇宙飛行士の向井千秋さんのお母さんでした。

 

しかし、インタビュアーが

向井千秋さんのことを全く知らず・・・。

 

スタッフが馬鹿すぎて、すみません。の

テロップが流れる始末。

 

私もテレビを観ながら

向井さんも知らんのかよ~と

思っていました。

 

しかし、

向井さんがスペースシャトルに初めて乗ったのは

21年も前のことです。

若い方々が知らないのは仕方のないことです。

 

カメラがスタジオに戻って

スタジオ見学に来ていた

若い方々(20代前半)に

「スペースシャトルって知っている?」と

司会者が質問すると

半数が知らないとのこと。

 

私は大学で

授業をすることが多く

講義中、言葉が通じているかどうか

とても気を付けています。

 

3年ほど前の話ですが

「そんな奇をてらうようなことは

 書かなくていいよ」と言うと

全く反応がありませんでした。

 

『奇をてらう』という言葉は

もう使っていないようですね。

大学生の9割は知りません。←あくまで私の調査結果です。

(野球やサッカーの解説では

 この言葉をよく使われていますが

 この言葉を知らない人は

 そのままスルーしているんでしょうね)

 

『折衷案』も5割は知りません。←あくまで私の調査結果です。

 

先日も授業中に

「子供はお正月に『おとそ』を飲むやんか」と

私が言うと

クラスの全員が

『おとそ』を知りませんでした。

(スーパーや酒屋さんには、

 おとそは売っているようですが

 もう、おとそを飲む習慣がないんでしょうね。

 これは地域差があるかもしれません)

 

これらのことを書き出したら

膨大な数になります。

 

こんなことぐらい

普通に知っているやろと思って

話をしていたら

通じてないことが多いようです。

 

20歳も年齢差があると

習っていることが

全然違いますから。

 

私を含めたおじさんたちは

若い方と話す時には

お気を付けください。

もちろん、ご婦人もですが。

 

「おじさんのたちへ、

あなたの言葉は通じていますか?」

 

次回はこんな本でも書いてみようかな?