学習

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先日のこと、学生さんから

「神戸就活塾って、

どんなことをしているんですか?

 就活のことを教えられているのは

わかっているんですが」と

聞かれました。

 

私は

「学習する習慣を

 身に付けてもらっているんですよ」と

答えました。

 

もちろん就活のことや

社会に出て役立つことを

教えては、います。

 

ただ私が一番

力を入れているのは

「考え行動できる人」に

育てることです。

 

学生までの間は

先生に質問をすると

すぐに答えを教えてくれました。

学生までそれで

問題も無く

受験にも合格できます。

なぜなら正解を用意された

設問ばかりですからね。

正解を覚えたもん勝ちです。

それが学生時代のテストであり受験です。

 

ただ社会に出ると

正解は一つではありません。

正解は無限にあります。

(*正解がないという使い方もします)

 

例えばAさんに

自社の商品を販売するとします。

スムーズに買って戴けたとします。

 

そして、同じセールストークを

Bさんにしたら

どうなるでしょうか?

 

またスムーズに買ってもらえるでしょうか?

 

実際はうまくいかないことが多いでしょうね。

 

Aさんには喜んでもたえたけど

Bさんはあまり喜んでくれなかった。

 

こんなことは日常茶飯事です。

 

Bさんに対しては

どんなことを言ってあげたらいいなか?

どんなことを聞いてあげたらいいかな?

 

毎回毎回、どうしたら、どう言ってあげたら

いいかを考えることが大事です。

 

社会では正解は無限大にありますから

正解を教えるだけでは意味がありません。

 

面接の設問で

こう聞かたら

こう答えなさい。といった

就活のマニュアル本を未だに見かけますが

こんなものを読んでも何の意味もありません。

 

エントリーシートの本で

内定者はこう書いた。というのがあったから

自分も同じことを書いた。

 

どうなるのか?

 

もちろん落ちます。

 

当たり前のことですが

自分ならどう書くのか

それを考えることが大事です。

 

エントリーシートを書いてほしいと

頼んでくる学生がいますが

私が書いても意味がありません。

仮に私が書いたエントリーシートが受かっても

面接で落ちるのが目に浮かびますからね。

 

自分で考え、自分で書かないと

エントリーシートも何の意味もありません。

 

冒頭に書いた学習とは

「自らするもの」という考え方です。

「自分で考え行動する」という意味になります。

 

「教育は受ける」と言えますが

「学習は受ける」とは言いません。

学習は自らするものです。

 

(挿絵は、パンフレットの一部です。

 魚(答)を与えるのではなく

 魚の獲り方(答えの導き方)を

 教えています)

 

塾生には学習してもらっています。

 

私は教育者ではなく

学習推進者をめざしています。

 

考える力をどうやって高めているのか

ヒントになりそうなことを

次回のコラム『就活の授業』で書くことにします。