ギリギリセーフはアウトです。


『ギリギリセーフはアウトです』

以前、こんなポスターを電車に乗っていて
見たことがあります。

ギリギリ飛び乗った乗客に
審判が「OUT」と判定しているポスターでした。

ギリギリセーフはアウト

これは電車のマナーに限ったことではありません。

「もっと状況を考えて発言してくれたらいいのに」
そんなふうに思うことがしばしばあります。

私の場合
集中して文章を書いているときに
話しかけられるのが一番こたえます。

書こうと思っていた言葉や筋書きが
一瞬で飛んでしまうからです。

秘書のオサカさんとは
仕事中でもいろいろとお話をしています。
楽しい話をしていると
アイディアもたくさん湧いてきます。

彼女と話をしていると
セミナーの新たな項目増えたり
次回の本ではこれを書こうと思えたりします。

しかし
私が文章を書いているときや
集中してときは
絶対に話しかけることはありません。

「今、話していいですか?」とも言いません。

彼女はいつも人をよく観ていますからね。

人をよく観ていない人は
悪気もなく邪魔をします。
そんな人に限って
自分自身が迷惑を掛けていることすら
わかっていません。

誰でも人は人に迷惑を掛けるものです。
そのとき「しまった」と思えば、次からは気をつけます。

気づいてないと
修正のしようもないですね。

(社会では)
「こんなところがマナー違反です。次回から気をつけてくださいね」と
言ってくれる大人はまずいません。
言ってくれる人は本当に良い人ですが
たいていは、なにも言わずにその人との関りを断つだけです。

注意をされていないから、OKなのではないのです。

ギリギリセーフだと思っても
社会では完全にアウトです。